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間違いだらけのクルマ選び〈04年冬版〉

間違いだらけのクルマ選び〈04年冬版〉

人気ランキング : 39,552位
定価 : ¥ 1,470
販売元 : 草思社
発売日 : 2003-12

価格 商品名 納期
間違いだらけのクルマ選び〈04年冬版〉
正論も述べてはいる、しかし。

個人的な事情で国内某MA社をいじめる批評を続けるのはそろそろやめてはどうか。同社の車の仕上がりの良さはもはや国内外で完全に定評を得ており、試乗をした事がある、あるいは実際に所有されている方が読むと、完全に誹謗中傷としか取れない内容になっている。(乗った事のない人でも、「どうしてMA社だけこんな辛辣に書かれているの?」と疑問に思える筈だ)この本の売れ行き、一部妄信的な読者の存在を考えると、見過ごせる事態ではない。
氏とMA社との間に何があったかは諸説あるので割愛するが、どうあれ車を評価すべきところを個人の我侭を通して全く曲げてしまうというのは、氏のネームバリュー、影響力、そして自動車ジャーナリスト全体の尊厳を考えた場合どうか。日本でも指折りと言われる氏がこんな本を年に2回も出し続けて今後もMA社を圧迫する事に、何故同じ自動車ジャーナリストから異論が出ないのか。
日本の自動車マスコミの歪みの象徴となるシリーズとなってしまった。読者諸氏は一度徳大寺氏の主張が本当に正しいかどうか、試乗などで自分で確かめてみてはどうだろう。全くその通り!と相槌を皆が打てる部分もちゃんとあり(よって星は2つ)、見分ける感性を養えるという意味では示唆があると言えなくもない。読者の自動車への愛情が試される一冊と言えるだろう。

この人の功績を評価すべき。

徳大寺氏の本を「独断と偏見に満ちた内容だ」などと批判する声もあるようですが、元々評論とはそういうもの。客観的な評論などありえません。それに「間違いだらけ〜」出現以前の70年代半ばまでの自動車評論というのは、それはもうひどいものばかりでしたよ。「エンジンもサスも文句なし。ただ灰皿の位置が悪い」などといった、車の本質を評価しようとしない、メーカーの太鼓持ちのような評論ばかりだったんですから(もちろん小林彰太郎氏など例外はある)。若者はこの人を「ただの外車好きのキザなじいさん」などとだけ思わず、その功績を知るべきです。

何を今更・・・と侮るなかれ!

〜今回は新車購入と重なったため、久々に立ち読みではなく購読しました。
自分の愛車は「○○○地獄」で有名なM社製。
もちろんウキウキしながらM社の新型車の論評を読みました。が・・・
「そりゃあ高級車じゃないけど、この書き方はあんまりだ!
 人の言う事なんて当てにならない。人間やっぱり自分の目で確かめなきゃ。」
〜〜
義憤に燃えながら各社の販売店を回り、試乗車を片っ端から乗った結果は・・・
すいません。おっしゃるとおりS社のR買いました。2Lですけど。
掲載車種が少ないのは本音を書きすぎると支障があるのか、語るに値しないのか。
わざわざボーナス商戦後に出版する気遣いが目にしみて泣けます。〜

年に2回の発行が楽しみです。

この本は、車選びの本というよりは、徳大寺氏の車の思想書である。まえがきから、いきなり、去年のフランクフルト・ショウで展示されていた、メルツェデスのSLRについてである。この車は、衝突安全のために、量産車で初めて、F1のモノコック構造のシャシーを使用して作られた車で、200キロで衝突しても、助かることもある、F1のシャシー技術に注目し、安全性のために採用したというものである。
メルツェデスは車を最初に作ったメーカであり、車の将来に対する展望、哲学は、他の自動車メーカとは比較にならない。そして、メルツェデスのどんな車でも良いから、乗りたくなる。というのである。僕も、この意見には、同意できる。志の高いメーカが作る車に乗ることで、自分の志も高くなるような気がするから。
こういう記事を、まえがきにもってくる自動車評論本は、他にない。(しかしながら、カーグラの去年のトップ・トピックスは、この記事であった)
それに対して、トヨタの利益優先のパクリ主義を徹底的に批判している(しかし著者は、このことを何年も前から指摘しているためか、少し冷めている文章でもある)。僕も、プリウスには乗りたい(この車も燃費向上という目標のために、トヨタのもてる力を注ぎ込んでいる理想的な車で、昔のシトロエンのような車であると思う)けれど、ウィッシュ(トヨタ・ストリーム)やアルファード(トヨタ・エルグランド)には乗りたくないし、乗っている人の気持ちも、わからない。これらの車に乗ることは、本当に、かっこ悪いと思う。僕ならば、どちらのオリジナルの車も好きではないけれども、乗るとしたら、オリジナルの車を乗ると思う。
でも、全てが同意できる記事でも無くて、RX-8などは、未だに肯定していない。僕は、この車に乗ったことがないから、わからないが、ロータリー・エンジンという他のメーカが一切、作っていないエンジン(一時はメルツェデスも試作車を作ったことがある)を今でも作っているのは、凄いことで、その一番の懸案であった燃費を、3000ccクラスのレシプロ・エンジン並みにしたのだから、凄いと思う。
ともあれ、年に二回に発行を楽しみにしている、とても面白い本なのであります。

分かっちゃいるけど辞められない

マンネリだの主観が入りすぎているだの散々文句を言いながら毎回買ってしまう私は一体・・。もうこの人の語り口が好きなんだとしか言い様がない。
今回はのっけからトヨタ批判が出たりして「ほう」と唸ってしまったが、結構この前文のコラム(?)の方が本文よりも面白い。
ただ題名は「徳大寺有恒の独断と偏見による〜」と前に付け足して改名したほうが良い。車選びで迷っている人がこれを読んで購入を決めるのは危険極まりない。著者はその日の気分でコロコロ車評も変わる人だから。(実際続けて読んでいる人は分かるはず)
それとやはり新車の車評が遅すぎる。せめて新車だけでもネット上で速報を入れて欲しい。これだけ待たせられると逆にこの本自体が情報化の波にとり残されてしまうだろう。
でもこの人がベタ褒めした車は一度は乗ってみたいなぁと思ってしまうから自分も情けない。(買える額ではないし)
結局購入資金が貯まるまでいろいろ楽しく想像しながら読むのがベストなんですね。


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