氏の人生観を、彼がコンプレックスについて考えるいくつかのエピソードを絡めて書き綴っている。
コンプレックスがあったからこそ今の自分があると彼自身が言うように、コンプレックスとどう向き合ってきたかが彼の人生観を形作ってきたのだろう。
彼のダンディズムを根底においたコンプレックスの克服の仕方は、同じような悩みを持つ人たちへのよい刺激となるかもしれない。
ただ、彼自身がどれだけコンプレックスについて悩み、苦しんだかという部分についての文章がやや希薄であるため、彼がどれだけ深い悩みからコンプレックスを克服したのかを知りたいと考えている人にとっては、少し物足りなさを感じるかもしれない。
とはいえ、「間違いだらけ」シリーズで目にすることの多いこの徳大寺有恒と!う人物を知る上で、この本は最良の書と言っていいのではないであろうか。
車に詳しくない人は、初めの方は面白くないかもしれないが、途中から本人のカミングアウトが「ここまで書いちゃっていいの?」ってほどに書いてある。特に、愛猫「チャコ」とのくだりは涙なくして読めません。 「ぶ男に生まれる」事のメリット、デメリット、そして その上でどう人生をおくればいいのか。男として女とは?
最低限譲れない、男のダンディズム・・・ 青年期の僕には大変刺激になりました。大感動でした。 「間違いだらけ」だけが徳大寺じゃない!この本こそ 徳大寺の大集成だ!そう思いました。 蛇足ですが、僕は、徳大寺さんは、10年ほど前に 岐阜でお見かけしましたが、そのときはEクラスの セダンに乗っておられました。