超クルマはかくして作られる
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人気ランキング : 1,248位
定価 : ¥ 2,310
販売元 : 二玄社
発売日 : 2003-01 |
日本のお家芸「モノづくり」が中国にお株を奪われつつある今日、唯一元気のいい日本の自動車産業。その元気の秘密はどこにあるのか? 本書は自動車ジャーナリスト福野礼一郎が、それまでの「ケチをつけるだけの」自動車評論に飽き足らず、モノづくりとしてのクルマの本質に迫ろうと、二玄社刊CG(カーグラフィック)誌において4年間にわたり主にクルマづくりを支える部品メーカーを取材、連載されたシリーズの後半部分をまとめたもの。前著『クルマはかくしてつくられる』では革、木、布、ガラス、塗料、内装材などわれわれの日常生活になじみ深い素材や部品作りを取り上げ、いわば「外堀を埋めた」のに対し、下巻である本書では、メカニズムとしてのクルマの中枢をなす、ボディー、タイヤ、トランスミッション、エンジンなどという「内堀」に迫ろうとしている。 クルマの部品生産というと、他の工業製品同様、単純作業の繰り返しにしか思えないかもしれないが、実際はまったく違う。おそろしく複雑な工程と偏執狂ともいえる品質へのこだわりによって、生産されている。そんな人々の情熱を、ときに歴史的な視点から、ときに物理法則からわかりやすく説いている。実際に自動車の開発に携わる人であれば、部品メーカーを訪問し、ひととおり案内してもらっただけで、ここまで技術の本質をとらえて書き表すことがいかに困難か理解できるはずだ。 とはいえ、本書で最もひかれるのは、エンジニアでも経済評論家でもなく、あくまでも一介のクルマ好きライターの眼で描かれていること。「ツカミ」と「キモ」ばかり気にかけ、おもしろく読んでもらうことだけを優先しがちな「最低の奴ら」である自らの仕事ぶりへの挑戦。だからこそ、読んでいて共感できるのだ。 最後に、本書に収められた膨大な写真の素晴らしさについてコメントしておこう。最新の工場での撮影は、レーザー光による寸法チェックなどのため難しく、「結局ラインを一度止めて」撮影したものばかりだという。生産技術のプロにとっても充分、役に立つ本といえる。(袴田哲郎)
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クルマの作られ方とは |
この本は『超』を抜いた題名を持つ本の続編になります。いかにしてエンジンやブレーキ、タイアが作られていくのか…その解説を行っています。
通常「車は部品工場から部品を持ってきて、組み立てられている」と考えられていると思いますが、まさにその通りです。しかし、少しでも高品質で長持ちする部品を作る為に職人さん達は一生懸命なのです。クルマのエンジン部品の精度は千分の1oです、そしてそれが現在の日本自動車産業を支えていると言っても良いでしょう。
エンジン部品、プラグ、バッテリー…クルマの部品点数を数え始めるとキリがありません。しかし、これらが全て組合わさって私たちが運転するクルマが作られている事を知る為には良い本だと考えます。
是非、クルマを愛する人達に読んで頂きたい本です。
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待望の続編に大満足 |
前作「クルマはかくして作られる」をボロボロになるくらい何度も読みながら、続編の出版を心待ちにしていました。この本は前作を上回るほど内容も充実(ページ数が増えているのに同じ値段!)しています。CG誌では紹介されなかった「リサイクル工場」も読み応え充分。これを最終回として取り上げたところに、著者がこの2冊の本を通じて本当に伝えたかったことが隠されているような気がしました。貴重できれいな写真も満載。満足感に浸れる1冊です。
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読破するには少なからず知識と覚悟が必要かも |
小生がこの本を半ば衝動買い的に手に入れたのは、クルマ大好き人間である以上に福野礼一郎ファンである以上に、モノ創りの奥深さと人の並ならぬ情熱に吸い込まれてしまったからです。常にクルマを機械として捉え、超正確な理論ベースにコラムを書き綴る福野氏が、4年と言う歳月を費やして徹底的に取材したモノ造りの現場の「熱」がひしひしと伝わってきます。この本から強烈に伝わるメッセージは「クルマは人が創っている」と言うこと。レビュータイトルにあるようにかなり専門的な内容ですが、時間をかける事でクルマが好きな人なら読めます。全部読めたらカーディーラーを一発で打ちのめすぐらいの専門知識が付くと言うのは実は本当です。はっきり言って安すぎです。
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絶舌福野節 |
前回の「クルマはかくして作られる」の第2弾となるこの本は、内容の難しさもさることながら、福野さんの筆韻もよりグレードアップしている骨太な読み物になっています。クルマだけに限らず、「モノ作り」に興味のある方は是非ひもといてみてください。目からウロコ、日本も捨てたもんじゃない、いろんな意味で心を動かされること間違いなしだと思います。特に、「あとがき」は泣けます・・・。
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超クルマはかくしてつくられる |
カラー写真が豊富でとっても,わかりやすかったです。
このタイプの本をずっと待っていました。
製作時の問題解決話などもう少し書いて欲しかった。
(企業秘密との関連部分は,当然やむなしですね)
自動車以外の各産業分野にも充分参考になると思います。
もし,世界先進メーカ−が集まり,プロジェクトを組んで車やそのシステムを
開発したら,未来への時間は短縮になる夢をみました。